はじめての遺産分割

遺産分割は誰もが一度は経験するものの、誰もが詳しい知識を持っているわけではなく、むしろ知らない人のほうが多いと思います。
スムーズな遺産分割をすることによって、ストレスもなくなりますし親族間でのトラブルも回避できますから、正しい知識を共有するためには誰かが中心になって知識を深める努力をしたほうがいいでしょう。

そこでここでははじめて遺産分割をする人のために簡単に流れを説明していきますので参考にしてください。
まずはじめに遺産分割をするうえでポイントになるのは「どんな遺産が残されているのか」また「誰が相続人の権利を持っているのか」の2点で、これを抑えておくだけでもかなり違います。

なぜなら遺産にはプラスに遺産とマイナスの遺産、さらに相続の対象にならないものもありますので、それぞれどれに該当するか知っておくと正確な金額を把握できます。
プラスの遺産は現金や預貯金、マンションやアパート・自宅などの不動産、自動車や骨とう品、各種権利関係など相続人自身の財産となるものがあげられますし、マイナスの財産は借金や未払い金が該当し、相続の対象にならないものには葬儀に関するものや墓石・墓地、一部の生命保険金などがあげられます。

そして相続人の権利を持っているのは被相続人の配偶者と子供、父母祖父母、兄弟姉妹に該当する人たちで、優先順位もこの順番で決まっています。
また、相続できる割合もどの相続人に該当するかで変わってきますので、そこも確認しておく必要があります。

次に遺産分割をするうえで重要になるのが遺産分割協議で、これは相続人が集まって誰がどの遺産を相続するのか話し合う場になります。
この時点で相続を放棄する場合は宣言しておく必要がありますので注意してください。

遺産分割協議がスムーズに進めば、被相続人が亡くなってから10カ月以内のところで遺産分割協議書を作成して相続人がそれぞれ手続きをします。
そして相続税が発生する場合も被相続人が亡くなってから10カ月以内に税務署で納税手続きを行ってください。

もし遺産分割協議でうまくまとまらなかった場合は分割調停を行うことも可能で、これは相続人自身と調停委員、裁判官で話し合いながら進めていきます。
分割調停をするならあらかじめ弁護士を交えてどのように進めていきたいのかを決め、弁護士にある程度任せながら進めるほうがいいでしょう。

このように遺産分割はいろいろなことが想定できますので、しっかり頭に入れておきましょう。